咽頭クラミジアにご用心

咽頭クラミジアは性行為をしていないのにもかかわらず感染する恐れのある病気です。

感染症法に基づく分類とクラミジアなどの感染症の種類

感染症法では、感染症を一類~五類と新インフルエンザ等感染症、新感染症、指定感染症の8種類に分類しています。
一類感染症には、エボラ出血熱やクリミアコンゴ出血熱、ペストなどの感染力や発症後の症状のリスクが非常に高い感染症が分類され、二類感染症はSARSやH5N1の鳥インフルエンザ、結核などの危険性の高い感染症が分類され、三類感染症はコレラや細菌性赤痢、腸チフスなどの集団発生のリスクが高い感染症が分類されています。
四類感染症は、テング熱や狂犬病などの人への感染が少ない感染症が属しています。
五類感染症は、国が感染症法に基づき感染症の発生動向を調査し、国民や医療関係者などに情報を公開する必要性のある性行為感染症やインフルエンザなどの疾患が分類され、クラミジアや淋菌感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジローマの5種類の性行為感染症は五類感染症の定点把握感染症として感染症法により報告が義務付けられています。
人に感染するクラミジアは、オウム病クラミジア、トラコーマクラミジア、肺炎クラミジアの3種類があります。
クラミジアは、日本国内で最も感染者数の多い性行為感染症とされ、特に初体験の年齢の若年化により、10歳代の感染率も非常に高くなっています。オーラルセックスによる感染も増加している事もあり、20歳代の女性の感染者数は男性よりも多くなっています。
又、クラミジアは、特に女性は自覚症状がほとんど無い為に罹患に気付かず性行為を繰り返し、感染の拡大や母から子へ垂直感染を引き起こしてしまうケースがあるので、定期的な検査が必要です。
現在では、通信販売の検査キットで、クラミジアだけで無く数種類の性行為感染症の検査が自宅で簡単に行えます。
治療には、微生物のタンパク質合成やDNAの複製を阻害する種類のテトラサイクリン系やマクロライド系、ニューキノロン系等の抗生物質が処方されています。